①Izotope Ozone7 Maximizer
「マスタリングって音圧を上げることでしょ?」なんて安易に思っていた時期もあるが、やはり奥が深く、各社から出しているプラグインの性能は作品のクオリティに大きく左右する。
有名どころだとSlateDigitalのFG-XやWavesのL3などがあるが、俺はOzoneが一番性能が高いと思っている。
なんだかんだ音が崩れないことが重要だ、この手の製品は。
音圧競争が続いてしまう昨今であるが、Ozoneが一番求める音圧を出してくれる。
いくつか試した中ではこれが一番だ。
②PSP VintageWarmer2
サチュレーション効果で音の暖かみを加えつつも音圧を上げることが出来る。
昔からある製品であると思うが、初めて使ってみたところ感動したのを覚えている。
結局音圧を上げる際に、初心者がまず苦労することは音が崩れてしまい音圧が上がりきらないことなのだ。
こちらの製品はDTM本をよく執筆している葛巻さんの本にも紹介されている。
単にDriveを上げるのではなく、Kneeである程度上げた後にDriveを下げるという使い方だ。
これを上記のOzoneの前に使うとどうなるか。
音の輪郭がくっきりしたままある程度の音圧底上げができ、かつその後も崩れることが少なくなる。
マスタリング技も様々あると思うが、自分も音圧上げの面ではかなり試行錯誤したし、いろんなソフトをこねくり回した。
最終的にこの製品とOzoneを使うというシンプルな使い方に落ち着いている。
EDM等でこのやり方が有効かはわからないが、バンドサウンドであればある程度満足のいく結果が得られると思う。
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