まだまだ暑さは続くが、夏の終わりは確実に近づいている。
季節とはふとした変化を感じさせながら消えていくものだが、2020年の夏はあっという間のようだ。
世の中は日進月歩とよく言うが、この季節よりも繊細に動いたりはしていないなと思う。
文明が進化したところで人間が進化しているような気はしない。
毎日同じような話題、同じような活動、同じような歴史を積み重ねているに過ぎない。
良くも悪くも、本質は変わらない。
その渦中から離れていたいなと感じているのが、この9月の現状である。
とにかく、曲を作っている。
最近何してるの?と聞かれたらそれ以上に面白そうな回答は出来ないのでなんだか申し訳ない。
コロナによって、特にライブを再開する目処も立たない。
今現在、こうしてブログで言葉を発しているわけだが、最近は自分の主張のあり方を見つめ直してるところだ。
だから基本的に、w-mとしては沈黙している。
では何をするか?と言ったら、やはり新たな物を作るために動く他はない。
他の人は巧みに言葉を操るので羨ましく感じることもあるが、俺にはその時間を音にする。
俺は不器用だから、こうするのが一番良い気がしている。
そういうわけで暇がない毎日だ。
綺麗な感情も汚い感情も全部溜めて、曲にすることにした。
端から見たら孤独の創作を続けている。
この生活も淡々としており機微がないが、当人の俺しか感じ取れない時間であることをお許しいただきたい。
制作状況について、もう少し具体的に話してもいいだろうか。
「制作期間」らしくなったのは8月の中旬頃からだ。
w-mの新曲としては4曲ほど完成した(歌入れを除く)。
また、久々に制作依頼があったのでそちらも提供した。
珍しくカバー案件で、しかもオーケストラ系だ。
なんでも「鹿男あをによし」というドラマ(?)のEDテーマをカバーして欲しいとのことで、Youtuberとして始める友人から頼まれたものだ。
カバーをしてみると必ず学びがある。
自分は金管楽器等には無知に近くて、いつもストリングスに逃げがちだったが、今回じっくり触れる機会となった。
友人たちがYoutuberとして成功を収めることを期待したい。
そんなわけで、カバーを含めると5曲ほど作ったことになる。
日々をフルに使っていてもこのペース…仕事を投げ出したくなる気持ちもあるが、まあ両立出来ているだろうか。
楽曲の出来について、俺は相も変わらず「良いです」と言う。
今回は”小細工なし”の作品だ。
言葉ばかり飾ってもカッコ悪く思ってしまう、少なくとも今はそんな気分の9月。
2020年最後の蝉の声にも気づけないくらい、俺は自分の音に没頭してしまっていた。
そうして曲を作っている。
ただただ、楽しみにしてくれている皆様へお披露目出来る日を、こちらも楽しみにしています。
-今日のおすすめの1曲-
Butterfly Swimmer - School Food Punishment
-コメント-
人がライブでカバーしてるのを見て好きになった曲だから、思い出も絡まっている曲。
各楽器細部まで作り込まれていてかっこいいと思う。
ずっと黙々と曲を作っていることは時に嫌にもなるけど、そんな時は大切な思い出がなんだか支えになってる。
2010年〜2013年までの9月8日頃、毎年ライブをしていたことを思い出していた。
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