なかなか厳しい日々は続き、関東では非常事態宣言が出るとやら。
いやはやどうなることやら、さらに活動の見通しが立たなくなって2021年はスタートした。
このままおじいちゃんになっちゃうんじゃないか、俺。
幾ばくの正月休みも過ぎてしまったが、正直そこまで何かを成し遂げられた自信がないほどに地味なことばかりしていた。
今までに完成してきた曲の全曲ミキシングを2周ほど行ったことと、唸りながら歌詞を書いたことと、
元旦はちょっと1曲遊びで曲を作ったかな。
その他はぼちぼち戦略的なことも考えんといけないと思って業界のあれこれを軽く調べたりしては、この世はマーケティングで全部成り立っているんだなあってまた思わされたりしていた。
俺にとって世に出ている音楽の99%はビジネスが前提ゆえに広まっていると思っているから、そこから逃げてはいけないよなあなんて思っているわけです。
さて、そんな中曲自体はいい感じであることは以前のブログでもお伝えしていた通りです。
これから作詞を終え歌入れをして調整してMVやジャケを作ればお披露目できるわけだが、いつになってもこの工程は長い道のりだ。
今回のタイトルは「少しセンチな迷走」とさせて頂いたが、これは作詞をしている中で思ったことなのだ。
チープな言い方をすれば「何を表現したいの?」ってことに躓いてしまったのです。
はい、ここで興味を失せた方は是非ブラウザを閉じていただければ有意義かと思います、また会いましょう。
じゃあ、書いていきます。
w-mは3つのテーマを柱とした音楽をやっているので、いつでもテーマはブレずに曲を出したりライブをしたりしてきました。
ここに関しては迷いはなくこれからも変わらずなのですが、問題は表現内容や方法についてです。
情けない話ですが、活動を始めて3年が経とうとしている今、世の中にはほぼ知られていない存在です。
そんな自分の音楽で弱音のようなことを吐き続けたり自問自答したりする音楽って、続けることにも少々精神力がいるなって思うんです。
売れっ子アーティストのように感動や共感が見え易ければ少しは報われますが、俺の場合ネガティブな言葉が宙に舞ってしまったら、それはそれで悲しいものです。
この問題自体は活動する方なら誰でも抱えるでしょう、しかし、感情の弱いところをテーマにしている故に、大袈裟ですが多少の責任を感じているところもあるんです。
万人受けするどころか時に不快感も与えるかもしれないもの。それがネットの黒い海の中に埋もれきっていたら、SNSの戯言と変わらんのです。
そんな中、やはり表現の方法についてはシビアな時代になっていると思います。
俺の曲を聞いて死人が出るとは思っていませんが、やはり歌詞を書く際にはちょっと気を付けている自分もいます。
いやあ、我ながらとても気持ちの悪いことだと思います。
普段そんな顔を見せず暮らしているのにそんなナイーブなことを考えているなんて、俺の知り合いからは思われないでしょう。
でもこれは創作をしていない人にとっても重要な話なんです。
表現の自由が認められたから、批評の自由も広がっていますから。
そして一アーティストとしてはリスナーのことを考えざるを得ませんから。
カッコ悪い話ですが、全くリスナーを考えずに作るアーティストなんて多分いませんよ。
さて、じゃあ違う内容のことを表現すればいいのではないかとなりそうですが、そうなると俺にとって表現したいことはなくなってしまいます。
心温まる応援歌を書くくらいならdアニメストアだけ見て過ごす生き方をすると思いますから。
なんだか勝手に一人で自分を枠に落とし込めているなあと思います。
次の作品は迷いのないものにしたいばっかりに、矛盾していることが気になります。
じゃあ過去に作ったものを広めようにも、冒頭の通りコロナが厄介で、ライブ活動の観点では地方住み・都内拠点の自分にはかなりダメージがでかいんです。
今年からライブを再開しようと思っていたので気づきませんでしたが、直面してみると厳しいものです。
最後に。
ふと気になることがあり、とあるアーティストのインタビューを読み返していました。
その専属音楽プロデューサーが、「今の時代は音楽が手段となっているアーティストが多いので、このような純粋な"音楽好き"が世に出てくれたことは嬉しい」と語っていました。
音楽という手段…マーケティングの観点からすればその通りですし悪いことじゃないと思いますが、俺は悔しさを覚えました。
もしそれが本当なら、なんて羨ましいんだ!と。
俺は次の作品で必ず自分らしさを取り戻したいと思っています。
そんな中「何を表現したいのか?」なんてブルジョアチックなことは思いたくないんです。
心の底の葛藤をストレートに出したい。
妥協点を見つけるような作り方は嫌なんです。
それが出来ないならw-mはおろか音楽はやる意味なんてないですから!
-今日のおすすめの1曲-
Freak - Silverchair
-コメント-
この音楽が王道に聞こえるか、おどけて聞こえるか。
それによって楽しみ方が違うと思う。ファニーな曲さ。
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