NUNNU

〜クセになるボーカル&エレクトロフレーズ〜


 

はいどうも、w-mいしはまです。

だんだん春らしくなってきました2月下旬です。

みんな風邪やインフルエンザには気をつけるんだよ。

今の時期は乾燥なんかも気をつけなきゃいけないからね。

でも本日紹介するアーティスト様はどちらかというと瑞々しい印象を持っている方々なんだよね。

(我ながら無茶な繋げ方だと自覚している・・・)

まあさ、どうあれアーティストに持つ印象とか属性とかってあることない?

このバンドは暑苦しくて炎が見える、このアーティストは爽やかだから草原色、とか。

俺は本日のアーティスト様が透き通って感じるのです。

それもアンビエント的な透明さでなくて、メロウなアーティスト様の透明さ。(抽象的でごめんなさい)

前置き大好きいしはまですが、お許しください。 

 

本日ご紹介するのはクリエイターグループ、NUNNUでございます。

(Vol.15・・・2019/2/24)

 

NUNNU

 

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NUNNU(ぬんぬ)と読みます。

メンバー構成はVo/Trackmakerのはるひk、art directorのYuya Ishii、directorのKielzeの3人から成る。

アーティストと言ってもこの構成を公言しているのはなかなか変わっていて面白いと思う。

先に言っておくと、俺はせいぜい音楽くらいしか分からないしグラフィックやディレクター的なことは門外漢なのでそちらについては語れることが少ないことはご了承頂きたい。

はるひk氏に関する活動も様々で、かなり多数の楽曲カバーもTwitter等にアップしているので、そちらも注目してみるといいかもしれない。

 

2015年から活動しており、現在までに3枚のアルバムをリリースしている。

本日は2018年末にリリースされた最新作「mirai」を中心に語りたいと考えているが、2ndアルバム「uca」も個人的に好きなアルバムなので上手く比較しながら話していければと思っている。

いつものごとく超率直に書いてしまうが、3枚の作品の評価としては最新作になればなるほど好き、というのが私見だ。

 

まずは俺がNUNNUを好きになるきっかけになった曲、2ndアルバム「uca」のリードトラックM1「水色」をご試聴頂きたい。

この曲は素晴らしいと思う。

まず、NUNNUの曲全体として特徴的なのはほぼ全ての曲にボーカルエフェクトがかかっており、ケロケロボイスのように加工されている。

また、多くの曲には邦楽的なメロディックさがあると感じている。

はい、この時点で中田ヤスタカ好きならピクっと反応してしまうはずだ。

実際に曲を聴いて頂き、上記の「透き通る」という意味、感じ取って頂けますでしょうか。

Trackmakerのはるひk氏の作る世界観は基本的に一貫しているように思えるし、一方で「よくよく聴くと」曲の幅は広い。

「よくよく聴くと」というのは、一聴すれば世界観が綺麗に統一されていることのみに気をとられる。

しかしファンになればまた変わった聞こえ方になると思っている。

噛めば噛むほど味が出るするめのように、曲の幅広さが滲出していくアーティストである。

後々紹介するが、結構ロック色が強い曲なんかも定番だったりするしね。

俺ははるひk氏の音楽のルーツが知りたいなんて思ったりする。

この「水色」はNUNNUの要素が網羅的に詰まっているように感じるし、非常に聴きやすい曲だと思う。

 

ということで2ndアルバム「uca」は全体としても良いアルバムだと思っている。

正直な話、1stアルバム「all right」よりも好きであり、曲も大人びた印象がある。

俺としては上に貼ったM1「水色」の他にM5「話をしようよ」もとても好きな曲なのでおすすめしたい。

全体的に感じていることとしては、メロディや音作りのアプローチが「邦楽的」だと思った。

そして、今からお伝えしていく最新アルバム「mirai」に関しては「洋学的」なアプローチを感じたというのが個人的に大きなポイントであった。

以上を踏まえて、「mirai」よりM2「down」をピックアップさせて頂く。

 

曲の展開も分かりやすく、NUNNUらしさは感じられる。

そこからさらに乱雑に言ってしまえば「おしゃれ感」が増したように感じる節もあるし、サウンドや音の跳ね方からも、今風のエレクトロポップスを踏襲しているように感じた

そしてサビの部分なんかは特に、歌詞も英語らしい耳障りになっているように感じる。

M3の「有耶無耶」などもその一つである。

クオリティはいずれの曲も高いのだが、個人的にはこの「down」がアルバムの「らしさ」を象徴しているようにも感じた

ご本人様がそのようなことを意図して作ったのかは不明だが、俺の感想としてはそこが大きい。

 

歌詞については、残念ながら耳で聴き取れる範囲でしか聴けていないので忍びなく思う。

しかし以前の作品から寄り添うような内容が多く、「」についてや「日常」についてのテーマが根強く出ていることが多いように思う。

結構ダウナーな歌詞は多い

特にこの曲は顕著かもしれない。

だけれど寄り添っている優しさがある

想像でしかないが、歌詞にはTrackmakerのはるひk氏の目に移る世界観が表れているように思うし、だから説得力がある

ちなみに余談だが、俺はNUNNUを仕事中に営業車で聴くことが多い・・・笑

本日は紹介仕切れないが、個人的に歌詞も大好きな曲はM5「低気圧」だ。是非聴いてみて頂きたい。

そしてメッセージ性が強い曲としてはラストナンバーの「mirai」だと思うので、これも強く勧めたい。

「日常性」を感じるフレーズはたくさんあって、聴いてみれば風景が浮かぶ曲は多々あるように感じている。

どこかだるい日常で営む毎日、ありそうで意外と少ない歌詞のパターンだと思っている。

さて、もう一曲貼らせて頂いたのはM4「廻るEarth」。

NUNNUのジャンルをカテゴライズするならポップスな曲調が多いというのが私見だ。

しかし上でも書いたが、こうしたロック調な曲がアルバムに挟まれているのは以前からの定番だと思っている

本作においてはこの曲とM9「別の街へ行こうか」が該当すると勝手に思っているが、どちらもフレーズがかなり分かりやすく、言い方を変えればクサくなっているように感じる。

だけれどそれは決してダサくないようなメロディなのが秀逸なのだ。

アルバム全体の小洒落た雰囲気を壊すこともなく、浮いていることもない。

純粋にカッコイイナンバーだと思うし、こちらも本作で特に進化したところのように感じた。

ここまで書いて再度言うが、幅は広いアーティストなのだと思う。

 

 

本日もまたまた紹介しきれないことがたくさんあったが、アルバム「mirai」についてはMVも多数展開しているのでチェックしてみてほしい。

本日の「俺的おすすめコレ1曲」ではリードトラックであるM1「わかってる」を貼ったので、こちらでもNUNNUらしさを堪能して欲しい限りだ。

そしてアルバム全体を聴いて思うだろう、「一枚一枚が非常に濃密である」と。

どの作品も正に「フルアルバム」であり、一般のメジャーアーティストのリリース作品に劣らない曲数だ。

しっかりと楽しめると思う。

一言加えておくなら、本アルバムで俺が他で特に好きな曲はM7「medicine」、M10「waiting for」だ。

 

最後に、俺は今一度、俺の好きな二つのアルバム「uca」と「mirai」を聞き比べてみる。

うむ、どちらも聴きやすいメロディだし、オシャレだし、イカしてる。

けれども似てるようで似ていない、好みが分かれるアルバムだと思っている。

「J-Pop」と「Pops」の差があるように感じる。

まとめきれずに恐縮ではあるが、3枚のアルバムを聴いてどのように表現が違うか楽しんでみるのも良いと思います

では!

 

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