〜奏でられる原風景、紡がれる心象スケッチ〜
こんにちは!元気なバンドマンいしはまです。
今日もやっていくよ〜レビューね。
最近変な義務感とかもなくやれているのが良い感じです。
さて皆様突然ですが、アーティストさんは音楽を聴いて好きになることが多いですか?
それともその人柄が好きで音楽にも魅了されていくことが多いですか?
まあおそらく前者なんですけど、後者のときもあると思うんです。
「なんかこの人優しそうだな」とか、単純に「かっこいい」とか。
今日ご紹介のアーティストさんはSNS通じて交流も持っているんですが、個人的に人柄も好きなアーティストさんなのです。
またまたお付き合いください。
今日は最後にご本人からのメッセージもあるよ!
ファンタジックな世界観を持ったポップロックシンガー、Teke Teke氏をご紹介します。
(Vol.11・・・2019/2/15)
Teke Teke氏は元々はギタリストらしく、その腕前も曲に対し役不足と言えるほどだろう。
今回も特に歌詞を重視しているアーティスト様で、「僕の曲は歌詞ありき」といった言葉を漏らしていたところも聞いたことがある。(書いて良かったのかな・・・?)
現在まで2枚のアルバムを「きいろれこーず」から2枚リリースしている。
その2枚のアルバム間でも音質、曲調など変化が感じられるが、一貫しているのは歌詞における「無垢な心」「モラトリアム」といったテーマである。(w-mもちょっと親近感感じます)
先に言ってしまうと、俺はどちらかと言うとセカンドアルバム「生命と夏」の方が好きだ。率直に書くが、ファーストとセカンドでは曲調も違いどちらも良いと思っているのだが、音質的にセカンドが向上しているのは大きなポイントにならざるをえない。
加えて最新作ということもあるので、「生命と夏」の方をメインに紹介することになると思う。
まず1曲、MVも作成された曲を貼らせて頂く。
タイトルの通り、リードトラックであるが、アルバムのラストのラストに持ってこられてある(M7)。
この曲に至ってはワルツのリズムで曲が壮大に展開されており、セカイノオワリのようなファンタジー感も伝わるかもしれない。
歌詞を一部抜粋してみよう。
「声の主は 夏だった
手をとり駆けたあの日々は まだ陽射しにゆれていた
世界にたった二人だけ そう感じていた ひまわり
手を振り世界にお別れを 僕はもう帰らない
目の前ありもしない祭りの音 その胸に感じて」
生命と夏 - Teke Teke
・・・切なくね?これ結構夏の歌としてはフジファブリックの「若者のすべて」のような切なさがあるような気がする。
まあ夏の曲なんてパリピソング以外は切なくなるものだけれど、かつての夏に胸を焦がして、戻りたいような気もするけど戻れない、そんなモラトリアム全開の曲に感じた。
多分Teke Teke氏の伝えたいメッセージのコアとは、こういった部分にあるのではないだろうか。
音楽的にも中間で挟まれるアコースティックギターのアップピッキング、転調後に階段を駆け下りるようなストリングス、そして最後にコーラスも交えたマーチングと、1曲としてとても練られているように感じた。
次に、セカンドアルバム「生命と夏」のトレイラーを紹介。
これを聞けば世界観もなんとなく掴めることであろう。
しかし曲調の途中で激しくディストーションが踏まれたり、盛り上がるポイントも面白いアーティストであることは伝えておきたい。
M1の「青外線がぼくらをころして」を今日の「俺的おすすめ1曲」にさせてもらったが、激しいのよね。。
めっちゃかっこいいので、それは是非フルで聞いてみてほしい。
全体的な感想を添えていこうと思う。
やはり冒頭の方にも話したように、「原風景」というものがテーマのアーティストに感じる。
歌詞の節々から「こども」「女の子」「中学校」などというワードが出てくるため、「その頃誰もが感じたなんとも言えないアノ気持ち」を歌にしている。
「生命と夏」に限って言えば全曲ポップなのは間違いなし、そこからどのようなアプローチが付されているかは様々である。
M7と少し似たアプローチとも言え、ラスサビでワルツ調に展開されるM3「夜営サーカス」、邦ロックらしいリフやイントロが刻まれるM2「ロキソニアン・パイロットグライド」、M5「ダージリーフ」、アンビエントらしく進行していく部分が気持ちいいM1「青空線がぼくらをころして」、M4「大気圏外の魚」など。
結構一ジャンルに絞られないアーティストの様に感じるのだが、曲の統一感の司令塔となっているのはTeke Teke氏の歌声だろう。
優しく少年らしさもある声。この声と歌詞にどれだけ投身出来るかが、Teke Teke氏の曲の世界を理解する鍵になる。
ファーストアルバム「ワンフォーザマリン・ツーフォーザゴースト」についても触れていく。
上に貼ったものはそのリードトラック「少年少女秋雨戦線」であり、Teke Teke氏らしさも感じつつ爽やかな印象を受けるのではないだろうか。
ちなみにM2「銀河鉄道、逃避の夏。」はこのアルバムでも一番好きな曲である。
アルバム全体としては音楽性にまとまりがあり、詩のメッセージ性もその節を感じる。
良くも悪くも、期待を裏切らないアルバムという印象がある。
しかし一つの表現として、2ndアルバムからはかなり洗練された感じを受けるので、この頃にしか出来ない表現が詰まっているように感じざるをえない。
どんなアーティストでもありえる話だが、思い入れが強ければ強いほど、それは第一作目に表れたりする。
改めて聞いていて、そんな大切なアルバムなのではないだろうかと思ったものである。
是非こちらもチェックしてみてほしい。
以上でレビュー終了とさせて頂きます。
今回も歌モノ系のアーティストさんでした。
このお方は真のシンガーソングライターというイメージがある。
なんたって曲が良い。
とても抽象的なことを言い放ったわけだが、常に曲が良いアーティストって実は少ないと思っている。
ただギターを弾いて適当に曲が出来ているわけではない、その上でどんな楽器をどう乗せるか、それぞれのセンスがある。
上から目線になってしまったら申し訳ないわけだが、Teke Teke氏は作詞作曲どちらにおいてもセンスのあるお方だと感じている。
まだまだこれからいろんな音楽作りそうなアーティストさんだと感じているので、期待が持てます。
あとは個人的にもSNSにてお世話になっているところがあるので、応援してますね。
-Teke Teke様より-
大人になったら忘れてしまう感情の追体験を共有したくて曲を作っています。
よければツイッターなどで仲良くしてください!
-俺的おすすめコレ1曲-
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