撃墜

どれほど徒を拾い進めただろう

曲がりくねる轍 笑えばいいさ

 

五月雨と嘲笑に一閃の砲撃を

ぶっ放して

 

泥濘の底で手招きする天使も

大言壮語 そんな奴ばっかだし

 

五月雨と石像に一閃の爆雷を

もう何も聞こえやしねえ

耳鳴りがこの世の音色になって

 

人の手借りて生を受けている

されど為す時には人ひとり

もう 無くして...無くして...

分からねえけど 振り返るための御託も捨てままさ 

 

五月雨と嘲笑に一閃の砲撃を

傘なんてもう遅ぇけど

ほら見ろよ 撃墜さ