しけもく

白む空 かざした煙と幼く

感情が揺れている 「無くしたくない」と

しけもく 誰かが踏み潰していった

一人立ち尽くした背に 嫌みな太陽

 

なんにも変わらない

なんにも始まらない

一瞬の時間だけ永遠を

 

キャンバスに描かれた夢を追いかけて

悲しみに溺れた未来を追いかけて

 

知ってたよ これがいわゆる「普通」さ

また今日が始まって また変われないよ

 

真っ赤なサイレンや 子供の笑い声

虚勢張った卑しさも許せはしない

 

キャンバスに描かれた夢を追いかけて

悲しみに溺れた未来を追いかけて

誰のせいにする

何を愛してく

 

捨てられた気持ちで 次へ行けるかな